BSM
Galaxy 1011

あのリッチー・ブラックモアが愛用していたというアイワのテープ・レコーダー。もちろん、ふだん聴き用に愛用していたものではなく（とても大きな機材であったし）、ギターからそのテープ・レコーダーを通すことで得られるブースト感を利用して音作りをしていたという。ようするに、テープ・レコーダーをブースターとして使用していたのである。なんとも、“大人”な使い方ではあるが、そのブースト感を再現したのが、このBSMの最新モデルである。“なぜ、ブースターが大人の楽器？”と思われる方もいると思うが、値段を見てほしい。大人じゃないと買えない価格だ。

さて、試奏してみよう。コントローラーは、レベルとアウトプットのみ。アウトプットは、オンとオフの音量差をなくす形でセッティング。その音は、もとのサウンド、トーンを一段アップした太さにしてくれる。まさに、アナログ・テープを通した音質だ。

リッチー・マニアは、買わずにいられない一品だろう。

 

（仕様）
￥68.000＋税
●コントロール：レベル、アウトプット ●入出力端子：インプット、アウトプット ●外形寸法：77（幅）×113（高さ）×53（奥行き）㎜ ●重量：283g

■問い合わせ：日本エレクトロ・ハーモニックス株式会社
（http://www.electroharmonix.co.jp）