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【宅録用のおすすめマイク徹底レビュー】
有名楽器店で、今、売れてるマイク19本!
【宅録用のおすすめマイク徹底レビュー】有名楽器店で、今、売れてるマイク19本!
2022/08/25
アストン・マイクロフォン
Aston Origin
オープンプライス(¥33,000前後)
●問:ローランド㈱お客様相談センター
●TEL:050-3101-2555 ●http://roland.cm/astonmics
アストン・マイクロフォン
Aston Spirit
オープンプライス(¥50,000前後)
●問:ローランド㈱お客様相談センター
●TEL:050-3101-2555 ●http://roland.cm/astonmics
パンチのある中域を持つOriginと、上品な高域が魅力的なSpirit
「Aston Origin」と「Aston Spirit」はダイナミックマイクのように扱える構造的な強さと、今までにない美しいデザインを持った新しいマイクです。本機はサスペンションがなくても使用できますが、今回はサスペンションに付けた状態で試奏をしました。
まず両機種に共通する部分から言いますと、音質的には、コンデンサーマイクにしては落ち着いた感じで、高域に特徴がありますが、楽器やボーカルのおいしい帯域がしっかりと出ているので、サウンドメイクはしやすいと思いました。どちらもサウンドへの色付け感が少しある一方で、丸みや暖かみがあるので、オケへの馴染みやすさやヌケ具合はすごくいいですね。
Aston OriginとAston Spiritの2機種を比べた場合、Aston Originは中音域の密度の高さが特徴で、ナチュラルな特性を持っています。一方のAston Spiritはレンジが広く、高音域の暖かみが特徴で、原音に忠実なサウンドメイクが可能です。それはAston Spiritに付けられているトランスによって、高域の耳障りな成分を取り除きながらも、ヌケのいい音を生み出しているからでしょう。
Aston OriginとAston Spiritはいずれも、宅録のようにレコーディング環境に制限がある場合に頼りになる1本です。どちらもルックスといい、サウンドといい、これまでのコンデンサーマイクの常識を破る、意欲的なマイクだと思います。
実は以前にも、小さいドラムセットのレコーディングでAston Originを使う機会があったんですが、キックとかアンビエントを録るのに使ってみたらイメージ通りのサウンドが録れましたし、今回の試奏でのボーカルとアコースティックギターにもバッチリ合いました。エレキギターのアンプ録りにもいけそうですね。ジャンル的には、ロック系やブルース系が特に良さそうですし、渋いジャズピアノを録るのにもいいと思います。
★ココに注目!
アストンのマイクには他のマイクにはない
独自の機構が採用されている
アストンのマイクはいずれの製品も、サウンドの良さと扱いやすさを両立させるために、独自の機構とデザインを採用しているのが最大の特徴だと言えます。
まずカプセル部は、30名以上のエンジニアやプロデューサー、ミュージシャンによる監修の下で厳選されたもので、さらにそのカプセルを守るために、波状のメッシュヘッドを採用しています。このヘッド自体が柔軟性を持ち、歪曲することで外部からの衝撃を吸収して、マイクカプセルを守ります。
驚異的な堅牢性を実現した、タンブル加工による胴体にも注目です。その仕上がりは傷に強く、指紋も付きにくいため、安心して使い倒すことができます。
また、コンデンサーマイクと言えば、マイクの前に丸いポップガードを立てて使うのが定番ですが、アストン製品の場合、メッシュを編み込んだポップフィルターが、フカレなどのノイズを軽減してくれます。これは様々な電磁波も防いでくれるため、よりノイズレスな録音環境を実現することができるのです。
▲カプセルを守るために開発された独特な形状を持つメッシュヘッド
▲メッシュヘッドは柔軟性があるため、このように歪むことで衝撃を吸収する
▲底面にはマイクスタンドに直付けするためのネジ穴が用意されている
▲マイクスタンドを弾くなどして衝撃を与えても、マイクに振動が伝わらない
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